77頁目 「ノスタルジー」より

ーーーーーーーー

 

 

またかい?

 

またなんだ。どうすりゃいいんだ。

 

些細な言葉で傷つくんだよ。

 

 

ねえ、自殺については考えるのはそんなに可笑しいの?

あり得ないの?

 

駄目とはいいたくない。

私はいいたくない。

 

キツいんだよ嘘いうのが。

 

矛盾してんだよ。

 

ねえ。なんで死にたい人のこと考えないの。

 

辛いから死にたいんだよ。

生きづらいの。

 

人間に振り回されるのがキツいんだよ。

 

ーーーーーーーー

 

 

ねえ。人様。

 

なんで、許してやれないの?

なんで、寛容になれないの?

なんで、我慢してくれないの?

なんで、利用しようとするの?

なんで。どうして。救われないの。

 

苦しいの。なんで言葉が全てになるの。

 

なんで、これで私は心の病気になってないの。

 

わたし、自身の心がね。感じるのが段々遅いの。

 

感情を知らないんじゃないんだ。

 

麻痺してるんだよ。

だんだんと、理解してくるの。

それまでずっと、わだかまりが絶えないの。

キツいんだよ。考えるのが。

何が悪かったんだろうってずっと言葉が繰り返されるの。何気ない言葉だって分かってるのに。

とてもとてもいたいの。

 

わたしは、死ねれなかったんだ。

 

のうのうと、時間を浪費してるんだ。

 

 

ずっと変わらないの。

 

気持ち悪いのキスが。

気持ち悪いの性行為が

気持ち悪いの人の体温が。

 

もう、気持ち悪いんだ。

 

相変わらず、人間が嫌いだね。

 

 

どうして。私の、言葉は受け入れられないんだろう。

 

どうして、こんなに息が詰まるだろう。

 

 

どうして、うまくやれないんだろう。

 

生きにくいよ、ここが。

 

早く死にたいよ。

病気になってよ。

 

理由なんてないよ。

動機なんてないよ。

不幸でもなんでもないよ。

好きも、嫌いも、どうでもいいよ。

ただただ死にたい。なにもしたくないの。

 

大層な、理由なんてないの。

 

人と関わるだけで疲れるの。

自分のいいたいことが好き勝手云えないのは苦しいよ。

感情をあらわしても、理解されないのがきついの。

いっても、分からないでしょ。

 

分かってるの。それは知ってるの。

 

夢にも近付いていないし。

現実はずっとこんななのかなって思うし。

お金は足りないし。

 

わがままだって分かってる。

 

人に、ぶつかれないの。

言葉で、喧嘩ができないの。

 

殺したくなるの。蹴りたくなるの。不幸を願うの。

 

反撃できないね。

 

犯罪者になっちゃうの。

そんな度胸もないのにね。

 

 

苦しいよ。ねえ。ながいよ。

 

 

早く終わらせたいな。

終わらせてよ。

 

 

ーーーーーーーー