82頁目 「ノスタルジー」より

 

 

 

 

ずっと、何かに没頭したい。

 

何も考えず、ひたすら仕事をして。

 

 

ひたすら周りを廻して。動いて。

 

 

そしたらいつか、ぷつりと体に限界がこればいい。

 

どこへだっていい。

 

だれとだっていい。

 

きっと、わたしは哀しみはしても、ただそれで終わる。

 

 

ただただ苦しんで生きれば良い。

 

死ぬために生きて。

いつでも死ねれるように。

 

 

今しか生けない私は、見えるものしか信じれないから。

 

 

 

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沢山の人を見た。

 

平和なここで。グローバルなネットを通じて。

 

沢山の人たちを。

 

いろんな事を知れる。

 

そしてふと思う。

 

なんでここにいるんだろう。

 

ここで何をしてるんだろう。

平和で、安全な。

 

 

死にたい。

 

 

満たされてるのに。

 

 

死にたい。

 

これで、終わりたい。

 

これで、さいごに。

 

 

 

 

 

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強い人がすき。

 

力じゃなくて。

権力じゃなくて。

 

金じゃなくて。

 

 

自分の言葉を、素直に、伝えて。

言動で何かを残した。

 

強い人に憧れる。

 

正しく、愚直な。

自分のマイナスでさえ受け入れた、

そんな人たちが。

 

それを、公言できる人たちが。

 

自分を、極めた人たちが。

 

 

憧れる。尊敬する。感動する。

 

どうか、最期までそうであってほしいと。

そう願った。

 

私には出来なかったことで。

 

死を望んで生きてる私には出来ないことで。

 

中途半端な私には、光みたいな人達で。

 

人間嫌いな私には、希望みたいで。

 

その人たちが、笑ってくれる世の中であったら、それは奇跡のようで。

 

 

私には、救いだった。